現在アメリカで日本食と言えば寿司をメニューの中心としたレストランが多く見受けられます。
しかし始めはお寿司よりもむしろBenihanaを代表とする鉄板焼き(大きな鉄板グリルの周りに10人程度が座れるようになっており、真ん中でシェフがビーフやシュリンプといった食材を調理する)スタイルのレストランに人気がありました。
人気の理由はいくつかあると思いますが、まずはメニューの内容が殆どバーベキューと同じであり馴染みのある食べ物であること。そして調理をするシェフが調理器具や食材を使って魅せるパフォーマンスが新鮮であったことなどが挙げられます。
日本食とはいうものの、本国の日本ではなかなかお目にかかれないスタイルです。
その後ロール寿司(巻き寿司)という形で寿司の認知度が高まって行く事となります。
日本の巻き寿司でおなじみのメニューと言えばカッパ巻きや鉄火巻きといった細巻きを想像しがちと思いますが、アメリカではアボカドやマヨネーズそしてスパイシーソースをふんだんに使用したオリジナリティのあるロール寿司に人気があります。
この類のさきがけとも言えるのがカリフォルニアロール。マヨネーズで合えたカニカマ(かに風味の蒲鉾)とアボカドを外巻きにしたもの。
(外巻きとは、海苔に乗せたシャリが外側に来るように巻くこと。その逆は中巻きと呼ばれています。)
そして全米何処へ行っても大体お目にかかることの出来る定番ロールは下記の通りとなります。
スパイダーロール:ソフトシェルクラブ(脱皮直後の殻が柔らかいカニ)をフライにして巻いたもの。
キャタピラーロール:カリフォルニアロールの外側にうなぎの切り身を乗せ、ヤマゴボウ(ごぼうの漬物)などでドラゴンのように装飾したもの。
フィラデルフィアロール:クリームチーズとスモークサーモンでロールにしたもの。
レインボーロール:カリフォルニアロールの外側にマグロ、スモークサーモン、はまち、アボカドなどでカラフルに彩ったもの。
これらの過程を経て握り寿司が都市部から少しずつ認知され始め、今では人口が100万人を超える程度の都市部では必ずと言っていい程数件の本格的な寿司レストランが受け入れられるようになっています。
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